久しぶりに大関

今日は桁違いに寒かった。手袋をしてもまだかじかんでいる。本当なら「まずはビールから」の精神にのっとりまずはビールと行きたいのですが、手がぁ手がぁーかじかんで感覚が無くなっていたので、手を温めるために、何年かぶりに燗を頼む。大関のね!(*他の燗酒はふつうに飲んでますよ!)

そう言えば、初めてこのお店に来たのも寒い時期だったなぁ。で、最初に頼んだのがこれ。大関・山田錦特別純米酒の燗酒だった。徳利もスタイリッシュで珍しかったなぁ。今はもう出せない「朝取り鶏生肝」は贅沢やったなぁ「砂ずりの刺身」なんかも出してた。丁寧に余計な部分を削いで、その削いだ部分は鉄板で焼いて出してくれた。そんな話をマスターとしてみたが、向こうは覚えてない。当然だ!と感傷的にさせるのもこの寒さのせいなのかもしれない。

実はそれなりに美味しいんですよね。他にもっと美味しいのがあるので頼まないだけなのですよ。純米酒らしく米の旨みもあるし芳醇で辛口…ってラベルに書いてあるとおりやんか!

 

醸造元/大関 株式会社
精米歩合/70%
使用米/兵庫県産山田錦100%
アルコール度数/14度
日本酒度/+3

商品名/大関 特選 特別純米酒 山田錦

 

◆ ◆ ◆

◆和牛洋風野菜スープ

スープじゃなーい!具が多いってばよー!野菜の旨みが十分に出たスープなのですが、スープより具の野菜が美味しいので、スープを楽しむための肴では無くなっている。もうこの一品だけでお腹いっぱいになる。(←うそ。もっと食べる♬)

雁木ノ弐

雁木で2番目に生まれたお酒という意味で「ノ弐」と表記されています。って事は次は「ノ参」ってやつが飲めるのかぁ?いや、もう29年度産の新米に変わっているからまた「ノ壱」に戻るのでしょうね!

で、お味です。ふぅーっ。やっぱり美味しいです。絶妙に美味しいです。ため息の出る美味しさです。香りは控えめな果実香。うま味、甘味のバランスと飲み終わりの酸味辛味もきちんとあって、そのバランスが絶妙なのです。無濾過生原酒なのですが、程良いのです。もう「うまいもんはうまい!」って言ってしまうしかないです。これは単独で飲むのがいいでしょうね。

製造元/八百新酒造 株式会社
精米歩合/50%
使用米/山田錦100%
アルコール度数/17度
日本酒度/+3.5

商品名/雁木 ノ弐 純米吟醸 無濾過生原酒

 

ちなみにその日に食べた肴を載せておきます。

◆焼鮭ハムれんこんポテトサラダ

れんこんのシャキシャキがたまりません。ちなみにこれマヨネーズは使っていないそうです。

◆高知四方竹メンマとカリカリ鶏

「四方竹」ってご存じですか?「シホウチク」って読みます。これもシャキシャキした食感でほのかに苦味があるそうですが、今日の味付けではほとんど感じませんでした。でもイイ食感です。鶏のカリカリも大好きです。味付けはきんぴら風でした。

◆天然ひらまさ薬味ゆず漬け

甘味のある漬けですが、薬味の辛味がいいアクセントになっています。正解です。(←偉そうですみません)

山形正宗 純米吟醸 東条秋津山田錦

山田錦のふくよかさ、米本来の旨さと山形正宗らしいキレ味が融合し絶妙な旨さを醸し出しています。とかしこまった書き方をしましたが、果実香を楽しみながら、旨みが口いっぱいに広がると後から酸味がやって来て、喉ごしのキレを楽しませてくれます。もう王道のうまさです。山形正宗で美味しくないものに出会ったことが無い。

今回のお米の産地を見ていると兵庫県産とある。てっきり山形産の山田錦だとばかり思っていたのですが…。ネットで調べてみるとわざわざ「東条秋津産」と謳っている。よっぽどのことなのだと思い調べ続けると、この「東条秋津」は山田錦の特A地域に指定されているところらしい。蔵元さんも地産でお米を作っているが、山田錦は生まれ育った地の「東条秋津産」を凌げないらしく、最良のものを作るために東条秋津地区の酒米でこのお酒を醸し出しました。*この酒米は全国でも限られた蔵元しか入手できないものだそうです。まさしく限定酒です。

 

製造者/株式会社 水戸部酒造
精米歩合/50%
使用米/兵庫県産山田錦100%
アルコール度数/16度
日本酒度/ー

商品名/山形正宗 純米吟醸 東条秋津山田錦

 

◆天然ひらまさ薬味漬け

甘味のある漬けですが、薬味の辛味がいいアクセントになっています。プリプリでコリコリですが、あっさりしているので食べ飽きないです。ブリより好きかも♥

加賀鳶 参上!

冬季限定!力強さと飲み応え抜群のしぼりたて新酒

↑蔵元さんの売り文句をそのまま記載してみました。果たしてそのような味が楽しめるのでしょうか!加賀鳶(かがとび)極寒純米無濾過生原酒を検証してみましょう。(←偉そうに!)

まずは、香りを嗅いでみる。うん、お米のいい香りがちょっと香りますね。口に含むとふわっと甘みが広がるのですが、すぐに酸味を感じキレッキレの後味が喉元を通り過ぎていきます。これは「クーッ」って感じです。ザ・辛口酒です。もっと芳醇なのかと思いきや新酒らしい軽やかさと舌の奥に少々の苦味も感じます。ただ2口目、3口目には辛さに慣れてきたのか濃厚な旨みがわかるようになります。少し舌で転がすと旨みがよくわかります。ただ喉ごしは「クーッ」ってなります。複雑に味が絡み合ったグッドな奴です。どんな肴にも負けないお酒と言っていいでしょう。ただ、アルコール度数が18度もあるので、気をつけましょう。

よく見ると「中汲み」とある。これは結構するお酒なのじゃ無いかとおもったが、肩書きの割にはお安く飲めるので驚く!これはお得ですよ!

極寒純米とある。これは低温発酵でじっくりと仕上げた純米酒を濾過すること無くしぼりたてをそのまま詰めたもののようである。つまり常に低温をキープできる環境を造れるという事なので、この蔵は「四季醸造蔵」なのかなと勝手に解釈してみる。違ったらゴメンなさい。

「加賀鳶」について

江戸の昔、加賀藩お抱えの大名火消し加賀鳶は、面た くましく、力あくまでも強く、火消しの技と、喧嘩早さは天下一品。賑々しくも勇ましく、粋な集団として江戸八百八町の人気をさらっていました。そんな加賀 鳶の粋の良さを表現したのが、歌舞伎の出しもの『盲長屋梅加賀鳶(めくらながやうめがかがとび)』。加賀鳶と江戸の町火消しとのケンカがらみの、江戸の人 情や風俗を生き生きと表現した河竹黙阿弥のヒット作です。長半纏に染め抜かれた雲に雷をモチーフにした「加賀鳶」のロゴマークは、加賀鳶連中の心意気と地 酒の力強さを表しています。*本文はHPから引用しています。

 

醸造元/株式会社 福光屋
精米歩合/65%
使用米/全量契約栽培米・酒造好適米 国産米100%
アルコール度数/18度
日本酒度/+7

商品名/加賀鳶 極寒純米 無濾過生

 

◆皮付きカリカリ豚バラゆずこしょう酢

三十六人衆 美山錦 六号プラス

発売のきっかけは「」という数字に縁があったこと。そこで「」にスポットライトを当て、「協会号酵母」を使って醸造。日本酒度が+6。六×6=三十六。それと三十人衆を結びつけて販売された「」づくしのお酒です。

「美山錦」を45%も精米した純米大吟醸。さぞかし、香り立つフルーティなお酒と思いきや、食事に邪魔にならない程度の香りとしっかりとした旨みと滑らかだけどキレのある飲み口。辛口酒で食中酒で楽しめます。*最近の大吟醸は一昔と比べるとずいぶん純吟寄りになってきた。逆に純米酒が純吟寄りに美味しくなってきていると思う。これが技術の進化なのか。イイ時代だ。

 

六号酵母とは

日本醸造協会というところが頒布している「協会系酵母」のひとつ。「K6号酵母」「新政酵母」と呼ばれている。詳しくはウィキペディア等で調べて下さい。

 

醸造元/菊勇 株式会社
精米歩合/45%
使用米/美山錦100%
アルコール度数/15度
日本酒度/+6

商品名/菊勇 三十六人衆 美山錦 六号プラス 純米大吟醸

 

◆伊勢赤鶏ささみたたき

上にかかっている柚子胡椒酢だったかな?が、めっちゃいい仕事をしています。赤鶏もご覧の通り新鮮プリプリです。日本酒は純米酒ぐらいが合う。今回の「三十六人衆」はちょっと違うかな?!

八宝春雨炒めチャプチェ風とヌーヴォー

あれ?チャプチェって春雨を炒めたものの事じゃなかったっけ?まあいいか!分かりやすいしね♬でも「風」なのでチャプチェではないのですよ。甘辛炒めですが、甘さ控えめです。肴としては丁度良い感じ。でもビールでもグッドですよ!

陸奥八仙「ヌーヴォー」生原酒直汲みを頂く。陸奥八仙第一号だ。出来たてのピチピチです。が、頂いた時点で底溜の状態。ラスイチです。甘い香りを嗅ぎながら、一口飲むと結構な濃厚さがある。これは直汲みの成せる技か!それとも原料米の「まっしぐら」のお陰なのか!(それにしてもだれが「まっしぐら」なんてネーミングにしたのだろう!)そしてピチピチと発泡しているのでフレッシュさが勝ちます。またまたジュースを頂いた。今回はリンゴジュースだ!やっぱり新酒(ヌーヴォー)はこうでなくっちゃね!食前酒に一杯どうでしょうか!*ちなみに肴のチャプチェとは合いませんよ!

飲めば飲むほど強くなる?

陸奥八仙の名前の由来は中国に古くから伝わる八人の仙人「酔八仙」から来ているそうです。酒仙人たちの様々な逸話や酒の楽しみ方が語られているそうです。その酒仙たちのような境地で酒を楽しんで頂きたいとの思いを込めて名付けられたそうです。その八人の仙人を模した拳法がかの「酔八仙拳」である。通称「酔拳-ドランクモンキー」。酔えば酔うほど強くなる!?

キャップにあった屋号は何を意味しているのだろう?「八戸酒造」からでもないし、屋号は「近江屋」だし!屋根にテンが付いてその下に漢字の「二」? どういうこと???おしえてぇ!ペーター!おじいさぁーん!

 

製造元/八戸酒造 株式会社
精米歩合/麹米55%(華吹雪) 掛米60%(まっしぐら)
使用米/青森県まっしぐら100%
アルコール度数/16度
日本酒度/+3

商品名/陸奥八仙 ヌーヴォー 特別純米生原酒 直汲み

八宝春雨炒めチャプチェ風とヌーヴォー

あれ?チャプチェって春雨を炒めたものの事じゃなかったっけ?まあいいか!分かりやすいしね♬でも「風」なのでチャプチェではないのですよ。甘辛炒めですが、甘さ控えめです。肴としては丁度良い感じ。でもビールでもグッドですよ!

陸奥八仙「ヌーヴォー」生原酒直汲みを頂く。陸奥八仙第一号だ。出来たてのピチピチです。が、頂いた時点で底溜の状態。ラスイチです。甘い香りを嗅ぎながら、一口飲むと結構な濃厚さがある。これは直汲みの成せる技か!それとも原料米の「まっしぐら」のお陰なのか!(それにしてもだれが「まっしぐら」なんてネーミングにしたのだろう!)そしてピチピチと発泡しているのでフレッシュさが勝ちます。またまたジュースを頂いた。今回はリンゴジュースだ!やっぱり新酒(ヌーヴォー)はこうでなくっちゃね!食前酒に一杯どうでしょうか!*ちなみに肴のチャプチェとは合いませんよ!

飲めば飲むほど強くなる?

陸奥八仙の名前の由来は中国に古くから伝わる八人の仙人「酔八仙」から来ているそうです。酒仙人たちの様々な逸話や酒の楽しみ方が語られているそうです。その酒仙たちのような境地で酒を楽しんで頂きたいとの思いを込めて名付けられたそうです。その八人の仙人を模した拳法がかの「酔八仙拳」である。通称「酔拳-ドランクモンキー」。酔えば酔うほど強くなる!?

キャップにあった屋号は何を意味しているのだろう?「八戸酒造」からでもないし、屋号は「近江屋」だし!屋根にテンが付いてその下に漢字の「二」? どういうこと???おしえてぇ!ペーター!おじいさぁーん!

 

製造元/八戸酒造 株式会社
精米歩合/麹米55%(華吹雪) 掛米60%(まっしぐら)
使用米/青森県まっしぐら100%
アルコール度数/16度
日本酒度/+3

商品名/陸奥八仙 ヌーヴォー 特別純米生原酒 直汲み

萩の露 槽場直汲み 中汲み無ろ過生

複雑だ!何を推すべきなのか!「槽場直汲み」ならではのピチピチガス感があることなのか。「生もと仕込」ならではの芳醇な旨みがきっちりあることなのか。「中汲み」ならではのお酒のいいとこ取りされた贅沢な米の甘み&旨みのバランス感を褒めるべきなのか!「無ろ過生」による酸のキレが感じられる喉ごしなのか。いろいろ推すところの多すぎる。

改めて感想を述べてみます。香りは生酛らしい芳醇な香り。揮発性を感じ、ややセメダイン感を感じる。味の方は一言で言えば「うまし」です。前半でコメントした通りで、どれが際立っているかというと、口に含んだ時の甘みでしょうか?喉ごしの酸味とともに溶けて行きますが、温度が常温くらいになるとバニラのような旨みが際立ってきます。肴なしにちびちびするもよし、濃厚なチーズとかにも合いそうです。

なんだろう?このラベルを見ているとカワサキバイクを思い浮かべてしまう。カワサキバイカーもぜひ飲んでください。

 

醸造元/株式会社 福井弥平商店
精米歩合/麹米55%(山田錦) 掛米60%(吟吹雪)
アルコール度数/17度
日本酒度/−1

商品名/萩乃露 槽場直汲み 中汲み無ろ過生 生もと仕込 特別純米

 

◆活車海老塩焼

これは別に肴に合わせて頼んだわけで無く、萩乃露を飲んでいる時に焼き上がったってだけです。もうパリパリ、サクサク。止められない、止まらない状態です。あー、ビールがほしーい!

揚物を揚げる!じゃこ天フライ

よく考えればおかしなメニューだ!
じゃこ天はすでに揚げ物なのにそれを更に「揚げる」という本末転倒なメニューだ。が、めっちゃうまし!じゃこ天も見ての通り肉厚でもちもち&ジューシーな宇和島産の物です。それを更に衣で包むことでサクサクが加わるのです。悪魔のような食べ物です。

もちろん飲み物はサッポロラガー★赤星ラベル。揚物の相棒と言えばビールでしょう!もうすっかり涼しくなったとは言え、「まずはビールから」の精神にのっとり瓶ビールの大で喉に流し込む。水谷豊と寺脇康文のように息ぴったりの相棒だ。

そして次に頼んだのが…「鶏はらみの唐揚げ」。またしても揚物。これがまた旨いのなんの!やわらか鶏はらみの旨みを衣で閉じ込めて、さくさく揚げた唐揚げ。間違いないっ!これは水谷豊と及川光博だ。スタンダードではないが息が合っている。

揚げたての油は体に吸収されにくい!

って誰かが言っていた。なのでつい食べてしまう。食べ過ぎると新鮮な油でもコレステロールにトランスフォームするので気をつけよう!(皆さんはね♬)