まずはインパクトのあるジャケット。デザイン的センスをいっさい感じないところが逆にセンスを感じさせる。シロートが作ったのだろうと思わせるが、会津の画家さんが描いたものらしい。うう〜ん。
なんだこれは??ジャケットの背中にリボン?中にアタリって書いてあるんじゃない?などと飲んでいる時はみんなで、あーでもないこーでもないと話していたのです。が、後で調べてみると、この三角ふきんみたいなのがオモテであることが判明!!ローマ字で「グミノキハラ」これは米の生産地である地名「梗木原」から名付けられたようです。さらに三角ふきんのような形は梗木原から見る「冬の会津磐梯山」をイメージしたものだそうです。これは申し訳ない。確かに冬の雪山に見えます。
製造者/農家民宿株梗木庵
精米歩合/55%
使用米/会津河東町産五百万石100%
アルコール度数/15度
商品名/會津どぶろく Guminokihara 瓶燗火入れ
ご飯とおかず
それにしても楽しめるお酒である。だが本編はここからなのです。写真を見て気づかれた方がいると思いますが、瓶の中のつぶつぶ。そう、つぶつぶ入り日本酒。あえて「お粥」と呼んでもいい。実際、底に残った具(米)をお箸でさらって食べると言う行為に走ってしまいました。中にはそばちょこを口の上でひっくり返し、底を叩きながら呑む人もいました。失礼、食べる人もいました。というべきかも。*そばちょこで出すよりお茶碗で出した方が雰囲気がある。
いまさら、味の感想なんてどうでもいいかもしれませんが、どぶろくなのでフレッシュ感はありません。でもどろどろはしておらず、さらさら呑めます。ノド越しにつぶつぶを感じるのはおもしろい。ひやおろしなのでしょう、かなりの酸があります。酸といっても辛味ではなくヨーグルト的なひねた感じの乳酸感です。苦手と美味しいの境目ぐらいです。もしかすると「お燗」いや「あったかご飯」にして食べる、いや飲んだら美味しいのかも!?
◆レンコンと豚肉のバルサミコ酢炒め
黒酢ではなくバルサミコ酢にするあたりが心憎い。膝が良くなりそう。←それはグルコサミンっ!!全然ちゃう。レンコンの食感がいい。シャキシャキ。なんでも輪切りよりも、縦切りレンコンにする事で繊維質が長くなり、よりしっかりした噛み応えを感じることが出来るのだそうです。味の方は炒めることで酸味がマイルドになり、コクと甘みがかなり膨らみます。それと椎茸と豚肉の出汁とが相まって良い味を出しています。