本生とは?
ビールなら「本生」「極生」「生搾り」「純生」「新生3」「ぐびなま」と色んな呼び名の〈生〉がありますが、実は全部同じ〈生〉なのです。つまりは「非熱処理」されたものが〈生〉ビールなのです。各社で呼び名を変えているだけなのです。もちろん、瓶でも缶でもサーバーでも〈生〉はおなじ「非熱処理」ビールなのです。では日本酒の「本生」ってなんなん?って話なのですが…。日本酒には大きく「生貯蔵」「生詰め」「本生」と分けてみましょう。要は漢字が表している通りなんですよね。
◆生貯蔵 / 搾って貯蔵している間は〈生〉の状態ですが、瓶に詰める前に〈熱処理〉をして菌による味や香りが落ちないように調節していることです。
【搾り】→→→→→→→【貯蔵】→〈火入れ〉→【瓶詰め】
◆生詰め / 搾ったものをタンクに貯蔵する時に〈熱処理〉をして低温貯蔵で寝かし、いい頃合いに瓶詰めして出荷する方法。
【搾り】→〈火入れ〉→【貯蔵】→→→→→→→【瓶詰め】
◆本 生 / 正真正銘、搾ったお酒をそのまま低温貯蔵で管理しながら一度も〈熱処理〉をせずに瓶に詰めて出荷します。高度な管理技術(設備)が必要となります。
【搾り】→→→→→→→【貯蔵】→→→→→→→【瓶詰め】
◆通常の日本酒
【搾り】→〈火入れ〉→【貯蔵】→〈火入れ〉→【瓶詰め】
*〈火入れ〉していないものが「本生」「生酒」と呼ばれるものになります。〈火入れ〉したもが質が落ちるって事ではないです。例えるなら「魚」。刺身も美味しいけど、焼き魚や煮魚、それぞれ合った調理をすれば美味しく頂けるって事です。
そして今時、珍しくシンプルでスタンダードなラベルの「浦霞 純米生酒」。なんか一足先に初夏を迎えたような瑞々しく爽やかな純米酒です。甘系フルーティの香りとすっきりした甘みとプチプチ弾ける口当たり。純米らしい米の旨味と清涼系あふれる酸味のバランスが良く調和して爽やかさを引き出している。もうフレッシュジュースです。
醸造元/株式会社 佐浦
精米歩合/65%
使用米/宮城県産まなむすめ100%
アルコール度数/17度
日本酒度/+1.0
酸度/1.0
商品名/浦霞 純米生酒