喜楽長 特別純米 あらばしり

【蔵元からのコメント紹介】豊かな果実香と優しい米の甘みが質感のある味わいを織りなしています。新酒生酒のフレッシュ感、おりがらみの味のふくらみとともにお楽しみください。*おりがらみとは、しぼった時に出る白いにごりのことです。

↑いやぁ、その通りです。個人的な感想を付け加えるならば、喜楽長はあまり特徴が無いです。思い出そうとして出てくるのは「たしかぁ、ふつうに美味しかったよな!」って言葉です。あらばしりなのに雑味や苦味はあまり感じなかった。ちょっと辛口酒。「ふつうに美味しいやつ」です。来年もきっと「ふつうに美味しい」んでしょうね。

醸造元/喜多酒造 株式会社
精米歩合/60%
使用米/山田錦(麹米) 吟吹雪(掛米)
アルコール度数/17度
日本酒度/+2.3

商品名/喜楽長 特別純米 あらばしり

◆ひらまさ(だったかな?)柚子からし酢味噌和え

辛子酢みそのがツーンと鼻こうををくすぐります。ねっとりとした食感で脂ののったひらまさもさっぱりと頂けます。柚子も良いアクセントです。

◆いかの天ぷら(紋甲いか)

イカの甘くて柔らかいこと!唇で食べられます。味付けは塩のみ。

大治郎 純米吟醸生酒 迷酒

何の前置きもなくいただきます。香ります。ふくよかでやわらかい果実香。飲み口もさわやかなフルーツ感。いわゆる柑橘系フルーティってやつです。でもってしっかりした味わいもある。ただ、酸が効いているので、フレッシュでソーダーな感じです。肴はいらないタイプです。まずは単独で飲むのをお勧めします。フルーティだけどしっかりした味なので、味の濃いものでも負けない旨さがあります。まさしく「銘酒」。

迷酒とよび酒

大治郎にはこの「迷酒」と「よび酒」があり、それぞれ「まよいみず」「よびみず」と読みます。純米吟醸を「迷酒」、純米を「よび酒」と分けているようです。で、この山田錦を使った「よび酒」があるのかと言ったらなぜか無くて、「よび酒」のお米は「吟吹雪」になるようです。うーん、比較しにくいーっ!ま、どちらも美味しいのには違いは無いのですがね♫

 

醸造元/畑酒造 有限会社
精米歩合/55%
使用米/山田錦100%
アルコール度数/17.5度
日本酒度/+4

商品名/大治郎 純米吟醸生酒 迷酒 

眠る王祿 純米吟醸酒

なめろうでは無いがなめろうのようなものである「あじの薬味和え」。なめろうの名称の由来には「叩くことでなめらかな舌触りの食感から」と「皿についた身まで舐めるほど美味しかったから」という説などがある。調理方法はおろした青魚に味噌、お酒、ネギ、シソ、ショウガ、ミョウガなどをのせ、包丁を使って粘りが出るまで細かく叩いたもの」をなめろうと言うようです。

という事で上の写真の料理は「なめろうのようなもの」ではあるが、「なめろう」と呼ぶには具が細かく無いようです。味噌は麹(こうじ)をつかい薬味に大根の千切りと大葉のみじん切り、ミョウガの柵切りが加わっています。どうみても叩いておらず、和えているだけのようです。お味はと言うと味噌による甘みと言うより、麹を使っているので酸味が立っています。更に大根の千切りもさっぱり感を引き出しています。要するに「あじの薬味和え」なのです。

2016年のお酒を2018年に頂く

二年間熟成したように思ってしまうが、実際は1年ちょっとと考えてもらった方が良いでしょう。それではこのお酒は古酒なのか?と言うと…、なんとも言えない。古酒のように酸がひねたようなヨーグルト感は無い。味は熟成されて濃厚で旨口な純米吟醸酒。本来なら2017年の春の酒開きシーズンに飲むのが理想なのでしょうが、ここ王禄酒造さんは、タンクのお酒を上槽後、ブレンドや濾過などをせずに(火入れも極力しないそうです)瓶詰めし、低温で瓶貯蔵をするそうです。そして味が整い次第に発売!というスタンスをとっているそうです。なので1年くらい低温熟成した方がより洗練されたお酒になるのでしょう。

タイムカプセルから出てきたようなお酒

実際に飲んでみても先に書いたように濃厚で旨みたっぷりのお酒に仕上がっています。香りは上品な吟醸香はするものの古酒のような芳醇さはありません。言わなければ新酒と言っても通るぐらいキレのあるお酒です。これも低温瓶貯蔵の成せる技。なにしろ火入れをせずに「生原酒」として醸造出来るのですから管理力すごい!まるで1年と言う時間を飛び越えてやってきたような新鮮なお酒だ!(←ちょっと言い過ぎたか!!)

醸造元/王祿酒造 有限会社
精米歩合/50%
使用米/東出雲町産山田錦100%
アルコール度数/17.5度
日本酒度/+3.9
酸度/2.2

商品名/王祿 純米吟醸 無濾過生原酒

山形正宗 斗瓶囲い 赤磐雄町

まず、「斗瓶囲い」から説明させて頂きます。昔ながらの手法で袋吊りされた酒袋から1滴1滴、時間をかけて丁寧に上槽したお酒、正確には酒袋の重みだけで自然にしずくになって落ちるのものを「斗瓶」と呼ばれる1升瓶が10本入るガラス製の1斗瓶(18リットル)で受けて貯め、氷点下貯蔵で保存するお酒を「斗瓶囲い」あるいは「斗瓶取り」と言います。この方法でとれるお酒は少量のため希少な品評会用の高級酒などに用いられます。それだけで贅沢なのですが…。

岡山産 赤磐雄町米

さらに雄町の中でも最高品種と言われる、岡山産「赤磐雄町米」を100%使用しているのですから、1升瓶で4,000円を超えても仕方ありません。いや、この手間と酒質を考えると5,000円弱で買えてラッキーと思える事でしょう。(ネットで買うと5,000円を超える所もあるので気をつけてね!)

お味の方はというと…「美・味・し・い・!」です。たぶん万人に美味しいと言わせることが出来ると思います。(*お酒は20歳からなので20歳以上でね!)口当たりは非常に柔らかく「気品」と言う言葉を使っていいでしょう。甘みと旨みと酸がバランスよく口の中で力強く広がります。そして後味は「名刀正宗」らしいきりっと鮮やかなキレ味で一刀両断です。気品と力強さ。例えれば「ジャングル大帝パンジャ」のようなすばらしいお酒に仕上がっています。

醸造元/株式会社 水戸部酒造
精米歩合/55%
使用米/岡山県産赤磐産雄町100%
日本酒度/+2
酸度/1.6
アルコール度数/16度

商品名/山形正宗 斗瓶囲い 純米吟醸 赤磐雄町

 

たら白子ぽん酢と山形正宗

美味しい白子の条件は▶形がしっかりしている。▶溶けてデロンデロンになっていない。▶もちろん臭みが無い(パッケージされているとどうしようもない)。▶白くてつやつやしている。と言ったところでしょうか。でも一番手っ取り早いのは魚屋さんで白子ポン酢にして食べられるやつを下さい!と聞いてみるのが確実です。

美味しくいただくにはまず①調理ばさみで一口大にカットし、塩をひとつまみ振り優しく塩もみします。臭みとヌルッとした膜を取るためです。ある程度揉んだら、②水でぬめりを流します。③次にお湯で軽く湯通し。④そして冷水でしめ、ザルに移したら白子の下ごしらえ完了です。⑤キッチンペーパー等で水分を取ります。テリテリでプリプリです。

あとは白子を器に盛りつけて、薬味等を乗せ、ポン酢をかければ出来上がりです。簡単ですね!さらに楽にいただく方法は、美味しいお店で出てきたものをいただく事です。今回の薬味はネギと辛味大根です。この辛味大根がまた美味しいんです。白子の甘みを引き出してくれます。そして万能日本酒「山形正宗」でキューっと行きましょう。

出たぁ!万人受けする美味さ!今回は新米酒でうすにごり。(実は2杯目)いわゆる「あらばしり酒」。新鮮でフレッシュ(←あっ!同じ事を言っている)みずみずしいバナナなお酒に仕上がっています。フルーティってやつです。バナナなのに甘ったるくは無く純米吟醸らしい旨みも出ている。のど越しに酸がキレキレに通過していきます。そして♬飲んだら〜こーゆーよ!「クゥーッ」♬とにかく山形正宗は単独でも美味しいのに料理の味も引き立ててくれる二刀流の使い手です。主役も脇役も演じきれる名バイブレイヤーです。松重豊です。

醸造元/株式会社 水戸部酒造
精米歩合/50%
使用米/山形県産出羽燦々100%
日本酒度/+2
酸度/1.6
アルコール度数/16度

商品名/山形正宗 純米吟醸 うすにごり

禄-ろく- お正月シリーズ

長期低温瓶発酵の純米大吟醸。

これだけで嗜好品だと分かる。ラベルも力を入れているいい紙に金の箔押し。さすがはお正月シリーズだ。因みにこれを1升瓶で購入すると6,000円を超える。たしかにお米は兵庫県産山田錦で最高級の酒米です。とても一般市民には1升瓶を買って、みんなに振る舞うなんて出来ない!貧乏を恨んでしまう。宝くじが当たればケースで買って振る舞ってもかまわないが、残念ながら宝くじを買っていないのでどうしようも無い。甲斐性なしを恨む。お味はさすがは純米大吟醸。上品な甘みのある香り。飲み口もなめらかな口当たりと優しい米の旨み。それはそう!お米を40%まで削っているのですから。贅沢にもほどがあります。もう「美味しい」としかコメントできない。それではまた来年会いましょう。

あまりにもコメント量が少なかったので、ラベルの裏面に載せてあったメッセージを紹介します。酒米の最高峰とされる兵庫県産「山田錦」を半分以上磨き、厳寒期に清冽な木曽三川伏流水にて、低温でゆっくりと発酵させた純米大吟醸です。長年蓄積された独自の酒造技術を活かし丹精込めて手造りされたこのお酒は、上品な香味が広がり、繊細な味のふくらみと滑らかな喉越しを特徴としております。飲み方は冷蔵庫にて軽く冷やす程度から人肌・ぬる燗がお勧めです。*うん!これで少し文字の量が増えたぞ!

 

製造元/長珍酒造 株式会社
精米歩合/40%
使用米/兵庫県産山田錦100%
アルコール度数/16度
日本酒度/+1.0
酸度/1.4

商品名/長珍 祿ろく 純米大吟醸

山形正宗 純米吟醸 うすにごり

安定のうまさ!山形正宗に不味いものなし!

それぐらい信頼のできる美味しさを保っていますね。定番酒のうまさはもちろんですが、新酒米で造られた新酒もやはり間違いなく美味しかった。定番のコメントですが、フルーティー!柑橘系じゃなくてバナナのような香りと旨味の味わいです。またまた定番のコメントですが、ジュースです!もちろん甘ったるいバナナジュースでは無く、キレのあるフレッシュな飲み口です。のど越しの酸による切れ味が「名刀正宗」のように品位ある圧倒感でスパッと切り込んでくれます。「名酒正宗」うまし!

 

醸造元/株式会社 水戸部酒造
精米歩合/50%
使用米/山形県産出羽燦々100%
日本酒度/+2
酸度/1.6
アルコール度数/16度

商品名/山形正宗 純米吟醸 うすにごり 生酒

 

◆ブリの漬け

たぶんブリだと思う。ヒラマサにしては赤いし、いや、はまちかな?…はまちかもしれない。

会津中将 生純米原酒

カテゴリーというものがある。そのモノがどの枠に当てはまるのかをわかりやすく仕分けるためのもの。「無濾過生原酒」というカテゴリーを作るとする。すると後々から「無濾過原酒」と言うものが出てくる。「生」じゃないものだ。仕方ないので「無濾過生酒」のカテゴリーも作る。しばらくすると無濾過じゃない「生原酒」ってのが出てきた。あーこんな事になるなら最初に「無濾過」と「生原酒」を分けて置くんだったと後悔するが後の祭り。仕方ないので「無濾過生原酒」があるが「無濾過」「生原酒」もカテゴリーになる。どんどんカテゴリーが増えてくる。分ける意味があるのかすら分からなく。

カテゴリー泣かせの会津中将

そして「会津中将-生純米原酒」←なぜ「生」と「原酒」の間に「純米」を入れるのか!何かこだわりがあるのか!単純によそと同じにしたくないだけの意地悪なのか!今、無限カテゴリー地獄に陥っている。さすがにこれは「無濾過生原酒」のカテゴリーに入れてもいいよね!ね!「会津中将-純米-無濾過生原酒」でいいよね!だらだらと愚痴を書いてしまいました。申し訳ない。そろそろ頂くとしましょう。「美味しい」ってカテゴリーがあれば間違いなく入っている。

初しぼり新酒らしくフレッシュで柑橘香が良い!うすにごりですがシュワシュワはしておらず、「ザ・バランス」と言って良い甘み旨み酸味バランスが抜群。飲んだ後の酸もキレがあってスッキリ!「会津中将」は通常のものを飲んでもハズレが無い。注文をつけるとしたら、これを置くなら肴も美味しいものを食べさせて欲しい。

醸造元/鶴の江酒造 株式会社
精米歩合/60%
使用米/五百万石100%
日本酒度/+2.0
酸度/1.8
アルコール度数/17度

商品名/会津中将 生純米原酒 無濾過初しぼり

牡蠣の酒蒸と南

南 無濾過 純米中取り

醸造元/有限会社 南酒造場
精米歩合/60%
使用米/松山三井100%
日本酒度/+8.0
酸度/1.7
アルコール度数/16〜17度

商品名/南 無濾過 純米中取り

 

◆小松菜と厚揚げの煮浸し