雁木ノ弐

雁木で2番目に生まれたお酒という意味で「ノ弐」と表記されています。って事は次は「ノ参」ってやつが飲めるのかぁ?いや、もう29年度産の新米に変わっているからまた「ノ壱」に戻るのでしょうね!

で、お味です。ふぅーっ。やっぱり美味しいです。絶妙に美味しいです。ため息の出る美味しさです。香りは控えめな果実香。うま味、甘味のバランスと飲み終わりの酸味辛味もきちんとあって、そのバランスが絶妙なのです。無濾過生原酒なのですが、程良いのです。もう「うまいもんはうまい!」って言ってしまうしかないです。これは単独で飲むのがいいでしょうね。

製造元/八百新酒造 株式会社
精米歩合/50%
使用米/山田錦100%
アルコール度数/17度
日本酒度/+3.5

商品名/雁木 ノ弐 純米吟醸 無濾過生原酒

 

ちなみにその日に食べた肴を載せておきます。

◆焼鮭ハムれんこんポテトサラダ

れんこんのシャキシャキがたまりません。ちなみにこれマヨネーズは使っていないそうです。

◆高知四方竹メンマとカリカリ鶏

「四方竹」ってご存じですか?「シホウチク」って読みます。これもシャキシャキした食感でほのかに苦味があるそうですが、今日の味付けではほとんど感じませんでした。でもイイ食感です。鶏のカリカリも大好きです。味付けはきんぴら風でした。

◆天然ひらまさ薬味ゆず漬け

甘味のある漬けですが、薬味の辛味がいいアクセントになっています。正解です。(←偉そうですみません)

山形正宗 純米吟醸 東条秋津山田錦

山田錦のふくよかさ、米本来の旨さと山形正宗らしいキレ味が融合し絶妙な旨さを醸し出しています。とかしこまった書き方をしましたが、果実香を楽しみながら、旨みが口いっぱいに広がると後から酸味がやって来て、喉ごしのキレを楽しませてくれます。もう王道のうまさです。山形正宗で美味しくないものに出会ったことが無い。

今回のお米の産地を見ていると兵庫県産とある。てっきり山形産の山田錦だとばかり思っていたのですが…。ネットで調べてみるとわざわざ「東条秋津産」と謳っている。よっぽどのことなのだと思い調べ続けると、この「東条秋津」は山田錦の特A地域に指定されているところらしい。蔵元さんも地産でお米を作っているが、山田錦は生まれ育った地の「東条秋津産」を凌げないらしく、最良のものを作るために東条秋津地区の酒米でこのお酒を醸し出しました。*この酒米は全国でも限られた蔵元しか入手できないものだそうです。まさしく限定酒です。

 

製造者/株式会社 水戸部酒造
精米歩合/50%
使用米/兵庫県産山田錦100%
アルコール度数/16度
日本酒度/ー

商品名/山形正宗 純米吟醸 東条秋津山田錦

 

◆天然ひらまさ薬味漬け

甘味のある漬けですが、薬味の辛味がいいアクセントになっています。プリプリでコリコリですが、あっさりしているので食べ飽きないです。ブリより好きかも♥

加賀鳶 参上!

冬季限定!力強さと飲み応え抜群のしぼりたて新酒

↑蔵元さんの売り文句をそのまま記載してみました。果たしてそのような味が楽しめるのでしょうか!加賀鳶(かがとび)極寒純米無濾過生原酒を検証してみましょう。(←偉そうに!)

まずは、香りを嗅いでみる。うん、お米のいい香りがちょっと香りますね。口に含むとふわっと甘みが広がるのですが、すぐに酸味を感じキレッキレの後味が喉元を通り過ぎていきます。これは「クーッ」って感じです。ザ・辛口酒です。もっと芳醇なのかと思いきや新酒らしい軽やかさと舌の奥に少々の苦味も感じます。ただ2口目、3口目には辛さに慣れてきたのか濃厚な旨みがわかるようになります。少し舌で転がすと旨みがよくわかります。ただ喉ごしは「クーッ」ってなります。複雑に味が絡み合ったグッドな奴です。どんな肴にも負けないお酒と言っていいでしょう。ただ、アルコール度数が18度もあるので、気をつけましょう。

よく見ると「中汲み」とある。これは結構するお酒なのじゃ無いかとおもったが、肩書きの割にはお安く飲めるので驚く!これはお得ですよ!

極寒純米とある。これは低温発酵でじっくりと仕上げた純米酒を濾過すること無くしぼりたてをそのまま詰めたもののようである。つまり常に低温をキープできる環境を造れるという事なので、この蔵は「四季醸造蔵」なのかなと勝手に解釈してみる。違ったらゴメンなさい。

「加賀鳶」について

江戸の昔、加賀藩お抱えの大名火消し加賀鳶は、面た くましく、力あくまでも強く、火消しの技と、喧嘩早さは天下一品。賑々しくも勇ましく、粋な集団として江戸八百八町の人気をさらっていました。そんな加賀 鳶の粋の良さを表現したのが、歌舞伎の出しもの『盲長屋梅加賀鳶(めくらながやうめがかがとび)』。加賀鳶と江戸の町火消しとのケンカがらみの、江戸の人 情や風俗を生き生きと表現した河竹黙阿弥のヒット作です。長半纏に染め抜かれた雲に雷をモチーフにした「加賀鳶」のロゴマークは、加賀鳶連中の心意気と地 酒の力強さを表しています。*本文はHPから引用しています。

 

醸造元/株式会社 福光屋
精米歩合/65%
使用米/全量契約栽培米・酒造好適米 国産米100%
アルコール度数/18度
日本酒度/+7

商品名/加賀鳶 極寒純米 無濾過生

 

◆皮付きカリカリ豚バラゆずこしょう酢

三十六人衆 美山錦 六号プラス

発売のきっかけは「」という数字に縁があったこと。そこで「」にスポットライトを当て、「協会号酵母」を使って醸造。日本酒度が+6。六×6=三十六。それと三十人衆を結びつけて販売された「」づくしのお酒です。

「美山錦」を45%も精米した純米大吟醸。さぞかし、香り立つフルーティなお酒と思いきや、食事に邪魔にならない程度の香りとしっかりとした旨みと滑らかだけどキレのある飲み口。辛口酒で食中酒で楽しめます。*最近の大吟醸は一昔と比べるとずいぶん純吟寄りになってきた。逆に純米酒が純吟寄りに美味しくなってきていると思う。これが技術の進化なのか。イイ時代だ。

 

六号酵母とは

日本醸造協会というところが頒布している「協会系酵母」のひとつ。「K6号酵母」「新政酵母」と呼ばれている。詳しくはウィキペディア等で調べて下さい。

 

醸造元/菊勇 株式会社
精米歩合/45%
使用米/美山錦100%
アルコール度数/15度
日本酒度/+6

商品名/菊勇 三十六人衆 美山錦 六号プラス 純米大吟醸

 

◆伊勢赤鶏ささみたたき

上にかかっている柚子胡椒酢だったかな?が、めっちゃいい仕事をしています。赤鶏もご覧の通り新鮮プリプリです。日本酒は純米酒ぐらいが合う。今回の「三十六人衆」はちょっと違うかな?!

八宝春雨炒めチャプチェ風とヌーヴォー

あれ?チャプチェって春雨を炒めたものの事じゃなかったっけ?まあいいか!分かりやすいしね♬でも「風」なのでチャプチェではないのですよ。甘辛炒めですが、甘さ控えめです。肴としては丁度良い感じ。でもビールでもグッドですよ!

陸奥八仙「ヌーヴォー」生原酒直汲みを頂く。陸奥八仙第一号だ。出来たてのピチピチです。が、頂いた時点で底溜の状態。ラスイチです。甘い香りを嗅ぎながら、一口飲むと結構な濃厚さがある。これは直汲みの成せる技か!それとも原料米の「まっしぐら」のお陰なのか!(それにしてもだれが「まっしぐら」なんてネーミングにしたのだろう!)そしてピチピチと発泡しているのでフレッシュさが勝ちます。またまたジュースを頂いた。今回はリンゴジュースだ!やっぱり新酒(ヌーヴォー)はこうでなくっちゃね!食前酒に一杯どうでしょうか!*ちなみに肴のチャプチェとは合いませんよ!

飲めば飲むほど強くなる?

陸奥八仙の名前の由来は中国に古くから伝わる八人の仙人「酔八仙」から来ているそうです。酒仙人たちの様々な逸話や酒の楽しみ方が語られているそうです。その酒仙たちのような境地で酒を楽しんで頂きたいとの思いを込めて名付けられたそうです。その八人の仙人を模した拳法がかの「酔八仙拳」である。通称「酔拳-ドランクモンキー」。酔えば酔うほど強くなる!?

キャップにあった屋号は何を意味しているのだろう?「八戸酒造」からでもないし、屋号は「近江屋」だし!屋根にテンが付いてその下に漢字の「二」? どういうこと???おしえてぇ!ペーター!おじいさぁーん!

 

製造元/八戸酒造 株式会社
精米歩合/麹米55%(華吹雪) 掛米60%(まっしぐら)
使用米/青森県まっしぐら100%
アルコール度数/16度
日本酒度/+3

商品名/陸奥八仙 ヌーヴォー 特別純米生原酒 直汲み

八宝春雨炒めチャプチェ風とヌーヴォー

あれ?チャプチェって春雨を炒めたものの事じゃなかったっけ?まあいいか!分かりやすいしね♬でも「風」なのでチャプチェではないのですよ。甘辛炒めですが、甘さ控えめです。肴としては丁度良い感じ。でもビールでもグッドですよ!

陸奥八仙「ヌーヴォー」生原酒直汲みを頂く。陸奥八仙第一号だ。出来たてのピチピチです。が、頂いた時点で底溜の状態。ラスイチです。甘い香りを嗅ぎながら、一口飲むと結構な濃厚さがある。これは直汲みの成せる技か!それとも原料米の「まっしぐら」のお陰なのか!(それにしてもだれが「まっしぐら」なんてネーミングにしたのだろう!)そしてピチピチと発泡しているのでフレッシュさが勝ちます。またまたジュースを頂いた。今回はリンゴジュースだ!やっぱり新酒(ヌーヴォー)はこうでなくっちゃね!食前酒に一杯どうでしょうか!*ちなみに肴のチャプチェとは合いませんよ!

飲めば飲むほど強くなる?

陸奥八仙の名前の由来は中国に古くから伝わる八人の仙人「酔八仙」から来ているそうです。酒仙人たちの様々な逸話や酒の楽しみ方が語られているそうです。その酒仙たちのような境地で酒を楽しんで頂きたいとの思いを込めて名付けられたそうです。その八人の仙人を模した拳法がかの「酔八仙拳」である。通称「酔拳-ドランクモンキー」。酔えば酔うほど強くなる!?

キャップにあった屋号は何を意味しているのだろう?「八戸酒造」からでもないし、屋号は「近江屋」だし!屋根にテンが付いてその下に漢字の「二」? どういうこと???おしえてぇ!ペーター!おじいさぁーん!

 

製造元/八戸酒造 株式会社
精米歩合/麹米55%(華吹雪) 掛米60%(まっしぐら)
使用米/青森県まっしぐら100%
アルコール度数/16度
日本酒度/+3

商品名/陸奥八仙 ヌーヴォー 特別純米生原酒 直汲み

萩の露 槽場直汲み 中汲み無ろ過生

複雑だ!何を推すべきなのか!「槽場直汲み」ならではのピチピチガス感があることなのか。「生もと仕込」ならではの芳醇な旨みがきっちりあることなのか。「中汲み」ならではのお酒のいいとこ取りされた贅沢な米の甘み&旨みのバランス感を褒めるべきなのか!「無ろ過生」による酸のキレが感じられる喉ごしなのか。いろいろ推すところの多すぎる。

改めて感想を述べてみます。香りは生酛らしい芳醇な香り。揮発性を感じ、ややセメダイン感を感じる。味の方は一言で言えば「うまし」です。前半でコメントした通りで、どれが際立っているかというと、口に含んだ時の甘みでしょうか?喉ごしの酸味とともに溶けて行きますが、温度が常温くらいになるとバニラのような旨みが際立ってきます。肴なしにちびちびするもよし、濃厚なチーズとかにも合いそうです。

なんだろう?このラベルを見ているとカワサキバイクを思い浮かべてしまう。カワサキバイカーもぜひ飲んでください。

 

醸造元/株式会社 福井弥平商店
精米歩合/麹米55%(山田錦) 掛米60%(吟吹雪)
アルコール度数/17度
日本酒度/−1

商品名/萩乃露 槽場直汲み 中汲み無ろ過生 生もと仕込 特別純米

 

◆活車海老塩焼

これは別に肴に合わせて頼んだわけで無く、萩乃露を飲んでいる時に焼き上がったってだけです。もうパリパリ、サクサク。止められない、止まらない状態です。あー、ビールがほしーい!

伊勢赤鶏むねたたき

悩んだ。「赤鶏むねたたき」と「赤鶏ささみたたき」がメニューにあったためだ。どちらも備長炭の炭火であぶり、氷水で絞めたものを柚子胡椒酢で頂けるのです。あなたならどうしますか?決断が迫られる緊張の一瞬です。周りに知り合いが居ないので「ちょっと頂戴♬」は出来ない。そして下した決断は…!!

どっちも♬

見事な采配だった!ふぅー。決して後悔しない英断である。もうひとつの「赤鶏ささみたたき」はどこかで食していると思うので、お時間があれば探してご覧下さい。お味は胸肉の弾力(半生ですがそこそこ噛み応えがあります)とあぶりの香ばしさが柚子胡椒酢のぴりっとする辛さと酸味が相まって絶品の旨さです。

朝日栄では初使用の「美山錦」を使用しての純米吟醸酒だそうです。初めて試したお米だから「試験醸造」と銘打っているのかな?蔵元のコメントに「本製品は、透明感のあるすんだ味わいを追求した試験醸造酒です。青葉に輝く朝露のようにクリアな味わいと爽やかなキレをお楽しみ下さい。」とある。ん?製造日を見て見ると6月製造、8月出荷とある。どうして今時出回っているのだろうか?(ちなみに飲ませて頂いたのは11月中旬)たしかにすっきり飲み口でキリッと喉ごしがある。物足りなさは少し感じましたが、飲む順番を間違わなければ美味しいお酒です。(前に飲んだお酒が濃厚芳醇だったりしたらこのお酒は水っぽく感じる事でしょう)今回はお酢が入っているので、申し訳ありませんが、水っぽく感じてしまいました。

試験醸造を推理する

いろんな蔵で試験醸造なるものはあるようです。これは蔵のタンクのいくつかを新しいお酒のために空けて、いろんなパターンの精米歩合、原料米で試し造りしたものの事とみた。試験と言っても、もちろん最初から売れるものを作っていて、試験醸造酒として卸しているのでしょう。それを評価してもらって高評価のもを定番にしていくための実験酒だと推測してみた。エヴァンゲリオンで言うところの「零号機」*綾波レイが乗っていたやつね、宇宙戦艦ヤマトで言うところの「コスモゼロ」*古代進が使用。と言ったところだろうか。ところなのか?

 

醸造元/株式会社 相良酒造
精米歩合/55%
使用米/長野県産美山錦100%
アルコール度数/16度
日本酒度/+1.8

商品名/朝日栄 純米吟醸 美山錦 試験醸造

竹鶴 秘傳 純米清酒

「秘伝」とあるが、竹鶴の定番のお酒だそうです。ラベルは横山大観。ラベルがパノラマになっている。くるくる回して、眺めながら飲むのも乙。それでは早速、頂きましょう。このお酒は常温で頂きます。色は琥珀色の憎いやつ!純米酒らしい香り、昭和の二級酒っぽい香りです。なんだか懐かしさすら感じる。味は柔らかく、いい塩梅でコクがある。純米酒らしいお米の旨味を味わうと軽快な酸味の波がやってきます。ざっぶーん!後味スッキリです。いわゆる辛口酒。余韻を楽しもうと舌で遊んでいるとほんわりと米の旨味の「残り味」が舌の奥で感じられます。いや広島のお酒なので「西条酒」と呼ぼう!

これは「THE・純米酒」です。今回、ちょっと勿体ぶったコメントをしましたが、このお酒に評価はいらない!ただ、飲んで、肴食べて、また飲んで、「おいしー!」って言うだけで満足の出来るお酒なのだと思う。

竹鶴と言えば「マッサン」こと竹鶴政孝。そう「日本のウイスキーの父」と呼ばれる人物を思い出すんじゃないでしょうか?ニッカウヰスキーの創業者であり、サントリーの始祖。*ちなみにですが、ニッカって元は大日本果汁って名前なんですよ!サントリーは鳥井伸治郎の「とりい」から名付けられているんですって!鳥井さんはマッサンで言うところの堤真一さんです。うわ、何を書いているのか判らなくなってきた!それではこの辺で…。

↑これ何て書いてあるのかなぁ?

 

醸造元/竹鶴酒造 株式会社
精米歩合/70%
使用米/八反錦100%
アルコール度数/15〜16度
日本酒度/+15?

商品名/竹鶴 秘傳 純米清酒