*ここでは美味しいお酒を飲ませてくれるお店をおせっかいに紹介をして行こうと思います。
立ち飲みのクオリティを超えた立ち飲み屋さん
ウラ難波と呼ばれるエリアで、外まで客が溢れる人気店。しかも今日は週末。なのに客がちらほらしかいない。それもそのはず、まだ2時半だ。人気店は昼のみに限る。
一件目なので「まずはビールから」の精神にのっとり、頼む。このお店のシステムとして一品の付き出しを数種類あるおばんざいの中から選べる。「ナスの煮浸し」と「ぬた和え」を選ぶ。そして本格的にメニューを見てみるとなんと「カワハギの肝添え」がある。失敗だ。こんな事なら、ビールじゃ無く最初から日本酒にするべきだった。後悔。「〆トロ鯖のきずし」を見つける。これも日本酒だぁ。なんとかビールに合う肴をと…。「ホルモン揚げ」を頼む。うん。これこそビールのお供だ。そして待つ。
が、「カワハギの肝添え」が到着。次に「〆トロ鯖のきずし」。それもそのはず、刺身と揚げもんでは圧倒的に刺身の方が早く出来てしまう。計算ミスだ。いや計算自体をしていない。なかなか「ホルモン揚げ」が揚がらない。仕方が無いので、突き出しでビールを進める。早く来ないと突き出しだけでビールが終わってしまうぞー!
キターーー「ホルモン揚げ」参上。
見た目はイカツイが、衣サクサク、中ジュ、ジュワーだ。ホルモンだけで無く衣にも味付けがなされている。これはビールがすすむ君だ。
◆篠峯 もろみ 純米吟醸生酒
「もろみ」ってあのもろみ?大将に確認すると瓶を持ってきてくれて、底に沈殿している部分をもろみと表現しているらしい。いわゆる「活性にごり」ということだ。ただし1本買いしないといけない。もちろん「買い」です。350mlくらいなので問題なし。瓶には爆発注意の文字。大将が「開ける前によーく振って一気に開けて!」と爆弾発言。「全部飛んでまうやん!」と言うと「そしたら、もう一本買うてもらえるやん!」とお茶目な発言。
で、おそるおそる開けるが、期待外れに「しゅっ」と開く。更に指導が入る。「最初は混ぜずに上積み部分だけを楽しんで!」と。上澄み部分はほんのり甘く、もちろんガスはしっかり感じます。次にオリ部分と混ぜて飲む。お味はシュワシュワでジューシー。もうサイダーだ。でも甘みの中にドライと表現すればいいのでしょうか?を感じる。シャープな飲み口でぐいぐい行ける。でも気をつけなはれっ!17度のアルコール度数があるのだ。
商品名/篠峯 もろみ 純米吟醸生酒
精米歩合/50%
使用米/国産米
アルコール度数/17度
ようやくメインイベント。待たせて悪かった「カワハギ&肝」。
肝を身にのせて頂く。ここで大将から食べ方のご指導を頂く。「肝を醤油にとかずに食べてねっ!」との事。うまし!満足。寒くなったら肝ももっと甘くなり、身も脂がのってさらに美味しくなるのでしょうね。やって来い、冬!
↑手前のカワハギの身がズレているのは、我慢できずに箸でつまんだが堪えて戻したためです。
◆篠峯 雄町 純米吟醸 秋色生酒 中取り生原酒
◆篠峯 雄町 純米吟醸 無濾過生原酒 秋あがり
同じ雄町でどちらもひやおろし製法。これは飲み比べせずにはいられない。
秋あがりの方はお酒に気泡があり、口の中でぴちぴちしたガス感を楽しめます。
中取り生原酒は少し香り、芳醇なコクと旨みと酸味でなかなかキレたお酒でした。個人的にはぴちぴちが好き♥
醸造元/千代酒造 株式会社
商品名/篠峯 雄町 純米吟醸 ー秋色生酒 中取り生原酒ー
精米歩合/60%
使用米/赤磐産雄町全量使用
アルコール度数/16度
商品名/篠峯 雄町 純米吟醸 ー無濾過生原酒 秋あがりー
精米歩合/60%
使用米/赤磐産雄町全量使用
アルコール度数/15度
◆〆トロ鯖のきずし
写真を見て頂くと分かると思いますが、〆方が絶妙。漬かり過ぎず、半なま感で脂ものって、めちゃめちゃうまし。
◆亀の手
「亀の手」があったので頼んだ。めずらしいもんをおいてくれる。さすが櫛羅さんだ。磯の香りと塩加減がばっちしです。身を取り出す時、中の水がぴゅっと飛ぶ。飛ばない身のむき方をご指導して頂きましたが、やっぱり飛びます。まぁそれも亀の手を食べる時のご愛敬♬ 通称ガメラの手
2017.10. 櫛羅さんにて