公演「和牛蓮根と椎茸きんぴらとビール」

主役はれんこん。

普段は主役の和牛はすじの部分ですが、しっかりと煮込まれているため、ホロホロでジューシー。主役に絡む演技で、今回は名脇役に徹しています。しいたけもいつものように、良い助演をしています。噛めば噛むほど味を出してきます。そして今回の主役、れんこん。元々の泥臭いところからの叩き上げで、粘りとキレのある、シャキシャキした演技、そしてピリ辛の演出で観客を楽しませてくれました。

その演技にスタンディングオベーションで応えたのはサッポロ生ビール黒ラベル。総泡立ちで喉ごしに拍手喝采のキレを送ります。わき起こる泡で旨さにレスポンスしています。これはもうアンコール間違いなし。

ビールの注ぎ方もだいぶ上手くなってきた。まだ天使の輪は出来ないが…。

 

出雲富士 そして「わた持ち丸干いか焼」

あれ?出雲富士といえばあのラベルじゃないの?菱形がいっぱいあるやつ?!今回のやつには付いてないですねぇ。あのデザインラベルが好きなのになぁ。ほらこんなやつ↓

 

いやいや、ちょっと違う…

 

あっ!これっぽいけどモンベルやしっ!

 

うん、これです!このロゴマークです!

ジャケ飲み出来るお酒「出雲富士 -IZUMOFUJI-」

出雲富士はジャケ買い&ジャケ飲みしたお酒のひとつです。このラベルのお酒が出た当時、ジャケットがスタイリッシュでデザイン的だったので、思わず買って飲んだものです。もちろんこの形は「」、伯耆大山(ほうきだいせん)別名:出雲富士をイメージして造られたロゴマークで、ラベルの下にでーんとそびえ立っています。きれいにはがしてファイリングしていたのですが、そのファイルが今どこにあるのか!

で、お味の方はと言うと、僕の大好きな味です。出雲富士はハズしませんね。口に含んだときの香りは果実香、もちろんジューシーでフレッシュ。と言っても甘ったるさは無い。喉元を過ぎるときのキリッと感も楽しめる。万人に受けるお酒と言って良いでしょう!←いいのかぁ?

人と人 食と人 よき縁を結ぶ。

ジャケットには無かったロゴマークが襷掛け部分に付いていました。よかったぁ!これですよ!これ!それと写真を撮ったときには気がつかなかったのですが、このたすきに書かれた文字、よく読むと「無濾過生縁酒」って書いてあるやん。何この「」って?←調べた!

◆生縁酒とは…
富士酒造から10分くらいのところに縁結びの神様「出雲大社」があります。「人との縁」「料理との縁」「酒との縁」…様々な「縁」がありますが、『出雲富士を』酌み交わしながら「縁」をより深めて頂けるようなお酒にしていきたい…そんな思いを込めて、「生原酒」を「生縁酒」ともじって付けたそうです。

醸造元/富士酒造 合資会社
精米歩合/55%
使用米/佐香錦100%
アルコール度数/16度

商品名/出雲富士 純米吟醸 佐香錦 無ろ過生原酒


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◆わた持ち丸干いか焼き

何度も言いますが、これはダメなやつです。雁木寫樂、そして出雲富士で三杯目です。お腹の部分をチューブのように押してワタを少しずつ出してはつまみ、お酒で清めます。あっどこかで聞いたことのある感想がっ!

もちろん炭火焼きです。もう味を閉じ込める必要なんて無いのですが、わたの濃厚さがお酒を求めます。唯一の救いが横に添えてある辛味大根おろし。こいつがなんとか口に残るわたを中和してくれます。おろしがなければおそらく4杯は軽〜く行けたでしょう。ありがとう辛味大根おろし。

 

キンキとガンギ

◆キンキの一夜干焼き

読んでそのまま、一晩干したものを炭火で焼いたものです。一夜干しですでに旨みを閉じ込めているいる上に、さらに、炭火で焼くことで旨みが2重に閉じ込められ、濃厚で絶品です。食感はプリプリです。お箸で押しただけでは身はほぐれません。ぎゅっと引き締まっています。これであと皮がパリパリしていたら完璧なのですが…。すべてを立ち飲みで450円に求めるのは贅沢です。唯一の欠点は時間が掛かることです。20分ぐらいかなぁ?焼けるまで待つなんて出来ないので、別品を。

◆わた持ち丸干いか焼き

これはダメなやつです。本当に困ったやつです。酒がっ、酒が進んでしまいますぅー!これだけで日本酒3杯は行けます。って実際に3杯飲んだのですが、飲んだ日本酒は次回に載せたいと思います。(ちなみに写楽出雲富士

わたたっぷりです。丸干しなのに身がやわらかいのにもビックリ。お腹の部分をチューブのように押してワタを少しずつ出してはつまみ、お酒で清めます。少しずつ出してはつまみ、お酒で清めます。合間に身をかじります。少しずつ出してはつまみ、お酒で清めます。ほら、3杯は楽々飲めてしまうのですよ!本当にダメなやつですよ!!ぷはぁー♫

丸干と一夜干の違いって何?

たまたま干物だったので気になりました。一夜干しって言うのはたぶん(たぶんですよ!推測ですよ!調べてませんよ!)夜の間に乾燥させる事なんでしょうね。それも1日だけ。2日干したら「二夜干し」になるしね。で、天日干しって言うのが晴れた日の日中に乾燥させる事なのでしょう。じゃあ、丸干って何?

ちなみに徳島に行ったときに鳴門の灰わかめというのがありました。これは灰であくをぬき、そのまま天日干しをするとか言っていましたね。湯通ししないのでわかめの旨みや栄養素がそのまま閉じ込められるとか言っていたのを思い出した。実際、コリコリでめっちゃ美味しかった。今も造っているのかなぁ?十数年前に「最近はみんな造らなくなった」とか言っていたからなぁ。

で、丸干しって何?

 

おりがらみ秋熟

フレッシュと熟成の絶妙な中間点。ハーモニーと言っておこう。さすがは雁木です。「雁木に不味いものなし!」とはよく言ったものです。(←って自分で言っているだけです)

なによりおどろいたのが「おりがらみ」をわざわざ半年冷蔵熟成(ひやおろし)させるという発想。おりがらみの良さはお酒の新鮮で荒い部分「うすにごっていたり、微発砲していたり」を楽しむものなのに…。でもおりがらみの部分はしっかりと残っているから不思議。やるなぁ、八百新酒造。

 

醸造元/八百新酒造 株式会社
精米歩合/50%
使用米/山田錦(麹米)+西都の雫(掛米)*割合は不明
アルコール度数/17度

商品名/飛露喜 特別純米

 

焼しいたけ-ポン酢添え-

うましっ!ぷくぷくした肉厚の採りたてしいたけを炭火で焼くだけ!傘を下にして焼く。いい頃合いで傘の部分から水分がじゅわじゅわ出てきます。塩こしょう少々で、出来上がり。皿に盛りつけ、花かつおをちりばめる。その上からポン酢をかけるのですが、ポン酢は横に添えておいてほしい!と少しわがままを聞いてもらう。なぜならせっかくふわふわに焼けているのにポン酢を上からかけてしまうと、しんなりしてしまうからです。なので、食べるときにちょっとつけて食べる方がふわふわのまま食べれるのです。良いしいたけの時はぜひ、真似してみて下さい。

もう、うましっ!としか表現できないのですが、ポン酢なしでも全然食べれるウマさ。しっかりした歯ごたえと…う〜ん、たとえが思いつかない。ボキャブラリーが貧しくて申し訳ない。うまいもんはうまい!としか言えない。

寫樂-しゃらく-  純米吟醸 なごしざけ 一回火入れ

飲む前に「なごしざけ」って何?ってなりますよね?これ漢字で書くとすぐに気がつけるのですが「夏越し酒」。そう、ひと夏を越えて出来たお酒で火入れが一回だけ。と言えば「ひやおろし」って事です。本当にいろんな表現方法を思い付くもんです。素晴らしい!

お酒のお味の方はと言うと、それほど「ひやおろし」感は無い。まあひやおろしじゃなくて「なごしざけ」ですから、「なごしざけ」感がある!と言えばいいのでしょうか?香りは少々、口に含んだときに果実香。芳醇さは抑えられている、これは美味い。フレッシュ感があると言ってもいい。飛び抜けてグッと来るものはないが、バランスがいいからなのでしょう!アルコール度数も控えめなので、グビグビ行けてしまう。ちなみに肴は上記の「焼きしいたけポン酢添え」とデンジャラスな「わた持ち丸干いか焼き」日本酒がすすむ君です。←コイツのせいでもう一杯飲む羽目に♬エヘッ

 

醸造元/宮泉銘醸 株式会社
精米歩合/50%
使用米/山形県産羽州誉100%
アルコール度数/16度

商品名/寫樂 純米吟醸なごしざけ 一回火入れ

 


おまけ。

◆コイケヤプライドポテト-柚子香るぶどう山椒-

お店のバイトの娘が持っていたまかない、いや単なるおやつ。お裾分けしてもらう。なんだこれはっ!めっちゃ美味しいやん。おまけに日本酒に合う。(ビールでもOK!)まさに、柚子が香るブドウ山椒味なのです。で、ちょっと恥ずかしい話なのですが、てっきり柚子とぶどうと山椒が入っているもんだと思い、「柚子、山椒と一緒にぶどうの香りもするわぁ〜」などとぶどうの香りを楽しんでいたのですが、「ぶどう山椒」という品種の山椒だったのです。こっぱずかしーっ!!

この「ぶどう山椒」って後で調べたのですが、本当にぶどうのふさのように生っているんですよね!粒もぶどうサイズででかい!改めて、このプライドポテトは美味しいです。ネーミングもいい♬。今のところ5種類あるそうですね。ほかのもチャレンジしてみたいっ。*湖池屋PRIDO POTETOのHPもめっちゃ凝ってますよ!湖池屋のプライドを見た。

 

飛露喜-ひろき- 特別純米 生詰

感動の一言に尽きる

驚いた。まさかこの時期にこの味に出会えるなんて!なにしろこの季節、「ひやおろし」が幅を利かせいるので、熟成、芳醇、などのキーワードのお酒ばかりを飲んでいる。それがどうですか!新米の新酒のような味なのですよ!

シュワシュワで、辛口。フレッシュ感たっぷり、ノド越しキレキレ。米の甘み旨みもたっぷり感じるが、芳醇ではない。そう、芳醇ではないのだよ!涙。嬉しー。美味しー。しかも純米酒ですよ!純米吟醸や無濾過生原酒とかでも何でも無いやつでこんだけ美味しいなんて。まさしく特別純米です。

四季醸造の進化

それは廣木酒造さんの通年商品であるからです。安定した技術と設備が整っている蔵元さんだから出来る事なのです。本来、四季醸造とは春夏秋冬、その季節に合わせた酒造りをする事でした。が、近年では単純に、一年中酒造りが行われることを指すようです。四季醸造で有名どころは旭酒造さんの「獺祭-だっさい-」や、奈良の油長酒造の「風の森」なども有名ですね。美味しいですね。

江戸初期までの「四季醸造」

新酒(しんしゅ)
前年に収穫した古米で旧暦の八月(今の9月頃)に造るお酒。
間酒(あいしゅ)
初秋に造るお酒。9月下旬の残暑が厳しい季節ですが、乳酸菌の発酵が容易だったなどのメリット。ただ臭いはすごかったらしい。もちろん古米。
寒前酒(かんまえさけ)
晩秋に造るお酒。いわゆる新酒と呼ばれているもの。今年獲れたお米で造り、11月下旬から12月にかけて卸されるお酒。フレッシュ感のあるお酒が主流。
寒酒(かんしゅ)
冬場に造るお酒。今の主流の造り方。
春酒(はるざけ)
春先に造る酒。気候が暖かくなっているので、浸漬(米を水に浸す)する時間を短くすることが出来た。発酵の進み具合の調節に工夫がいたようです。

幕府は米相場や食糧事情により酒造統制で寒酒以外を規制した。米が余り始めると、再び規制緩和し、「勝手造りの令」などによって四季醸造を解禁した。(いつの時代も政府はいい加減なもんです。)その後、いろいろあり、蔵元は不安定な四季醸造は造らなくなり、良いお酒が出来る「寒酒」造りだけが残ることになります。

こうして四季醸造は途絶えてしまいます。そして昭和の工業技術進歩により再び違う形で四季醸造は復活するのです。

そして昭和からの「四季醸造」

一年を通して季節ごとの特徴を活かした酒造りを行うことから、現在は一年を通して同じクオリティーのお酒を造ることを「四季醸造」と呼ぶようになりました。それを可能にしたのが「空調設備」です。外気温に影響されない低温の温度管理を一年通してできれば、冬と同じ環境の酒造りと酒米の管理が可能になります。「四季醸造」がこれからの近代日本酒造りの主流になるかもしれませんね。

そして季節はめぐる。

では、本当に一年中、同じお酒が出回るのかと言うと、そうでもないのです。春夏秋冬と季節の「旬」を愛でる気持ちは無くなりません。だから春には春の、夏には夏のお酒を求め、造られるものです。秋にはひやおろし。そして冬には新米の新酒で新しいお酒が出来たことを祝うのです。蔵元の努力と工夫でお酒の「旬」を造り出します。ほんとうの「四季醸造」とはそういうものなのかもしれません。

醸造元/合資会社 廣木酒造本店
精米歩合/55%
使用米/国産米100%
アルコール度数/16度

商品名/飛露喜 特別純米

東のがんもどき 西のひろうす

◆京都嵯峨豆腐「森嘉」のひろうす

京都で豆腐と言えば「森嘉」。森嘉の豆腐買ってきたよ!って言うと関西ではランクアップの気分を味わえるのです。その「森嘉」のひろうすだからもちろん、ワンランクアップです。味の方はもちろん調理次第です。薄味ですが出汁がしっかり利いただし汁をたっぷり吸った具だくさんの「ひろうす」。ツーランクアップです。日本酒は「阿櫻-あざくら-特別純米無濾過原酒」を頂く。

*森嘉さんのひろうすの具材…豆腐、人参、牛蒡、木耳、黒ゴマ、麻の実、山芋、銀杏、百合根。

さて「ひろうす」ですが、「がんもどき」と何が違うのか?!って論争がかならず起こります。が、実は同じものなのです。東のがんもどき、西のひろうす」って事です。具の無いものだとか、平たくしたものだとか、いろんな説が飛び交いますが、同じです。具の無いひろうす、うすく平たくしたひろうす。って事になります。

東のがんもどき

がんもどきの語源は鳥の「雁(がん)」と「もどき(似せて作ったもの、まがいもの)」を意味する言葉が組み合わさったのが語源。味が雁の肉に似ていることから名付けられたそうです。元々精進料理で仏教の戒律に基づき殺生が出来なかったので、代用品として作られたものです。

西のひろうす

漢字で「飛竜頭」。「ひりょうず」「ひろうず」と発音するところも…。精進料理として料理名に「もどき」などの名前はよくないので「ひろうす」と名前を変えて料理名にしたそうです。で、その「ひろうす」って名前の由来はポルトガルの洋菓子「フィリョース(FILHOS)」から来ているのだとか。この「フィリョース」は、小麦粉、卵、イーストを油で揚げたものに、お砂糖とシナモンをかけた揚げパン的なお菓子でクリスマスに食べるお菓子だそうです。見た目と油で揚げる調理方法は似ていますね。

*その「フィリョース」の写真を探し回りましたが、意外と見つかりませんでした。そんな中、写真を使用しているHPを見つけました。興味がある方は是非、覗いてみてください。(無許可ですが…)

 

阿櫻-あざくら- 特別純米 無濾過原酒

裏ラベルに蔵元さんのコメントがありました。(これからはあえてライナーノーツと呼んでみようかな)


原料米に、岡山倉敷の契約農家、
山崎農園さんが無農薬栽培で大切に育てられた「朝日」米を全量使用。
コシヒカリやササニシキのルーツであり、
今もなお「東の亀の尾、西の朝日」と言われ継がれている良食味米です。
私たちが追求する『食卓を愉しくする酒』が体感できます。

それではさっそく試飲。

うん。うまし!香りはほのかなフルーツ感。口に含むとやっぱりフルーツの甘み、米の旨みを感じられる。やっぱりこの時期の火入れはイイネ。(これは散々、ひやおろしを飲んできたための感想です。生原酒が美味いのは間違いない)そしてノド越しに鮮やかなまでの酸が、軽快でキレのあるものにしています。まさしく『食卓を愉しくする酒』である。

ここでひとつ情報。原酒と生原酒(生酒)の違い。

原酒…これは水で割っていないお酒のこと。

生酒…生=加熱殺菌処理(火入れ)をしていないこと。

今回のこのお酒は火入れがされているのできちんと味のコントロールが出来ている。たとえるなら「100%トマトジュース」でなく「80%ぐらいトマトジュース」と言って良いのでしょう。100%は濃すぎて飲みにくい!80%くらいが丁度いいと言う人にはベストなお酒です。(←あくまでも個人的な感想ですよ)

 

醸造元/阿櫻酒造 株式会社
精米歩合/60%
使用米/岡山県産朝日100%
アルコール度数/16度

商品名/阿櫻 特別純米 無濾過原酒 朝日仕込み 限定品

 

 

福田 特別純米 辛口

長崎のお酒です。珍しい!そしてラベルがいいね!これはジャケ飲みしなくては!米は山田錦なのですが、掛け米の「レイホウ」が判らない!まさかの二重国籍?2番じゃだめですか?とどうでもいい話はさておいて。早速試飲。うん、飲みやすいです。ここだぁって特徴はないけど、バランスの良いお酒です。ほどよい旨みとキレの良さを感じる。食事を邪魔しない、お肉でも魚介類でも幅広く合わせられるオールマイティーなお酒。*長崎の方では人気が出てきているお酒だそうですよ!

下の写真でコメントしていますが、ジャケットのイラストは糸ラッキョウだそうです。これは食べられるのかなぁ?

醸造元/福田酒造 株式会社
精米歩合/60%
使用米/麹米:山田錦 掛米:レイホウ
アルコール度数/15〜16度
日本酒度/+7

商品名/福田 特別純米 辛口

黒毛和牛とごぼうの土佐煮

絶品です。最初に鰹節の香りが鼻孔を優しくつつきます。肉のコッテリ感も、ゴボウの土っぽさも鰹節に包み込まれている感じ。すごくあっさり食べられます。極旨です。ごはんの上に乗せて食べたいぐらいです。ビールも合いますが、やはり日本酒を合わせましょう。

残草蓬莱 四六式 DRY辛口 槽場直詰 無濾過生原酒

商品名、長ーい!読み方もややこしい。(ざるそうほうらい よんろくしき)疑問だらけです。四六式って何?って話ですよね!まずはお味の感想を言っておきます。香りは無いのですが、すごいひねた(酸っぱい)感じのある酸味、個人的には苦手。それは酸が強くなる「白麹」を使っているからだそうです。でもドライと謳うだけあってノド越しキレキレです。アルコール度数も18度と強めです。ちょっと黒毛和牛とゴボウの土佐煮が勿体ない気がするので、他のあても頼んでおきます。

*それはそうと「四六式」って「麹」を使って醸造したものの事だそうです。なぜ「四六式」なのかわかりますか?ヒントは語呂合わせです。

製造元/大矢孝酒造 株式会社
精米歩合/60%
使用米/長野産美山錦100%
アルコール度数/18度

商品名/残草蓬莱 四六式 DRY辛口 槽場直詰 無濾過生原酒

◆ごまさば南蛮漬け

サバにごまがふりかけてあるわけでは無い。「ごまさば」という名のサバです。念のため。体の中央にごまを線上にちらしたような模様が走っていることから名付けられた。でもこの名は和歌山県での呼び名らしい。他の地域では「小紋サバ」「星サバ」「ホシグロ」などとも呼ばれている。マサバ(平鯖)に対して断面が丸いのでマルサバ(丸鯖)と呼ぶ地域が多いそうです。

残草蓬莱 四六式と合わせると「お見事」。ひねたような酸味が南蛮漬けの酢と相殺されお酒の旨み甘みが現れる。ああ、こんなにコクもあったんやぁ〜と残草蓬莱の裏の顔を覗かせる。残草蓬 莱四六式はひやかぬる燗くらいで飲むと味わい深くなるのかもしれない。やはりお酒と肴は一心同体少女隊である。