鯵ヶ澤 しぼりたて 純米吟醸 無濾過生原酒

また知らないお酒を発見。いつも美味しいお酒をありがとうございます。「鰺ヶ澤(あじがさわ)」って名前から想像するとあまり美味しく感じないのですが、見事に裏切ってくれます。けっして魚臭くはありません。香りは穏やかではありますが、甘い国産蜂蜜のような芳香が立ちます。(うん、アカシアでは無く、間違いなくレンゲの蜂蜜とみた。ローズマリーでもラベンダーでは決して無い!)ウラのラベルを見ると日本酒度が+0.0とあるのでこれはまったりと甘ったるいフルーティな奴じゃないのかぁ!といやな予感。口に含むと意外!爽やかで艶やかな旨みが口の中に広がります。酸も低く、さらりと飲めてしまいます。後口のキレは上々。余韻にスイートな旨みを残して行きます。ただ18度とアルコール度数が高いので美味しいからと言ってぐびぐび飲むと後で足腰を持って行かれます。気をつけなはれ!

醸造元/尾崎酒造 株式会社
精米歩合/50%
使用米/青森産酒造好適米 華想い100%
アルコール度数/18度
日本酒度/+0.0
酸度/1.7

商品名/鰺ヶ澤 しぼりたて 純米吟醸 無濾過生原酒

◆酒の肴2種

くえ花わさび」と「あおりいかうにゼリー」。「くえ」のもちっとして噛み応えのある食感が堪らない。それを「花わさび」が引き締めてくれる。鼻に突き抜ける爽快な辛みと独特の苦み、シャキシャキとした歯ごたえもたまりません。「あおりいか」が新鮮!唇で噛みきれるほどの柔らかさ。そしてまたあまーい!これはお酒がすすむ君です。

南方熊楠、恐るるに足らず!

日本酒度+15のパワーを見せてみろ!ふふふ、どうした南方っ!その程度なのか!あの爆発的な日本酒度はどうしたのだ!お前ならやってくれると思っていたのに!残念だ!旨いじゃないか!ただただ、旨いだけじゃないか!期待はずれにも程があるぞ!米の旨味もしっかり出てるし、絞りたてらしいプチプチ感もある。確かに辛口だ!他の辛口に比べればダントツに淡麗で辛口ではあるぞ。喉越しに来るキレもキレッキレなのは認めよう!だが、その壁を越えてみろ!白くてはだめだっ!真っ赤に燃え上がるメタモルフォーゼで真の力を見せてくれーっ!ゴォォォォーコスモォー!

醸造元/株式会社 世界一統
精米歩合/60%
使用米/山田錦100%
アルコール度数/18度
日本酒度/+15.0
酸度/1.7

商品名/南方 超辛口純米酒 無濾過生原酒

 

◆茶碗蒸し

茶碗蒸しラーの自分としては食べておかないといけない。端っこが固まってますが、そこ以外はトゥルトゥルで良い感じです。器はお酒の片口っぽいですが、味は王道の味付けです。三つ葉が良いアクセントになっています。鶏肉、椎茸、かまぼこ、百合根と定番の具もちゃんと入っています。あとゆずがちょこっと乗っていれば完璧だったのになぁ。定番と言っていますが、地方によって具も変わってくるんでしょうね!栗の甘露煮を入れるところがあるとか!!

ヨキトギ 純米吟醸生原酒

いつからだろう?このお酒に出会ったのは…。7、8年近くは経っているように思う。京都のとある飲み屋さんで出会ったのを覚えている。たくさんある日本酒の中にひときわ目立つカタカナ表記の「ヨキトギ」。どういう意味?とたずねたが答えてもらった記憶が無い。ただ味はしっかりと記憶している。ほんのり甘く、フルーティな香りにピリピリ、シュワシュワだったのです。シュワラーの僕としてはガツーンとやられたのを覚えている。(*「シュワラー」とはシュワシュワ好きの人のことを総称した呼び名である。時には「ニゴラー」と名を変えることもある。)で、またどこかで飲ませてもらおうと思ったのですが、数が少なく卸している酒屋も知り合いとか限定していて、置いている店は京都でも2件くらいしか無いって話をしていたのを覚えている。ガッカリしたものである。日本酒をたくさん置いているお店で確認しても当時は知らない人が多かった。もちろん竹生島は当時から有名でしたが…。

しばらくして馴染みのお店が出来、そこで竹生島を出していたので、「ヨキトギ」の話をしてみた。その場で卸している酒屋に問い合わせもらったが無いとの返事。まあ仕方が無いとあきらめていたが、お店の大将は蔵元に問い合わせたりいろいろ手を尽くしてくれた。そのおかげでここ数年、毎年「ヨキトギ」を頂くことが出来ます。感謝です。

ヨキトギとは石の名前?

滋賀県愛知郡愛荘町に「斧磨」という地域があるのですが、今回の場所とはちょっと違うようです。蔵元の吉田酒造さんは滋賀でも北部、高島市マキノ町海津に位置しており、赤坂山のふもとに広がるマキノ高原に流れる川の名前が「ヨキトギ川」なのです。「ヨキトギ」は漢字で「斧磨」と書き、ヨキと呼ばれる斧を磨ぐ(研ぐ)石から名前が付いたようです。

日本まんが昔ばなしに「よきとぎ地蔵」と言う話があるのですが、これはまた場所が違い、三重県伊賀市千貝に実際に「よきとぎ地蔵」なるものが祭ってあるそうで、その場所が「信楽街道」と呼ばれる中継地点。伊勢から京都へ抜けるには「千貝-せがい」と言う中継地点を通って信楽へ行くのが一番の近道とされておったそうな。その場所で起こった話が「よきとぎ地蔵」なのです。「よきとぎ地蔵」にはアニメになったお話とは別にもう一つの「よきとぎ地蔵」があるそうな。くわしく知りたい方は是非、そちらのHPへ跳んでみては?

日本まんが昔ばなしの「よきとぎ地蔵」

三重県文化振興課に紹介されている「よきとぎ地蔵」

醸造元/吉田酒造 有限会社
精米歩合/55%
使用米/滋賀県産酒造好適米 吟吹雪100%
アルコール度数/18度
日本酒度/+3
酸度/2.0

商品名/ヨキトギ 純米吟醸生原酒 (竹生島)

竹鶴はやっぱり濃いね!

今年最初の「竹鶴」

ってもう3月後半なのですが…。出荷日を見ると「2018.1」とある。それなら納得!竹鶴の「初しぼり」純米吟醸生。なんか竹鶴に初しぼりが似合わないと思うのは自分だけか?いつも古酒とか純米とか熟成タイプしか無いイメージがある。新酒でも色が付いているせいなのか?!それはさておき、初めて出来たて新酒の竹鶴が飲める!ってもう3月後半なのですが、それではいただきます…

飲み口は柔らかい吟醸香を嗅ぎながら、若さ故の苦みがちらほら感じながら、のど越しにフレッシュでキレの良い酸味と共に楽しませてくれます。意外と言っては失礼ですが、すぅーっと飲めちゃいます。どんな肴も邪魔しない辛口食中酒ですね。ただ、後半、少しお酒が常温になってくると雑味が薄れて、非常にまろやかでありながら、濃口の旨味が出てきます。「ああ、竹鶴っぽい!」とニヤリほくそ笑んでしまいます。フフフッ

製造者/竹鶴酒造 株式会社
精米歩合/50%
使用米/広島県産八反錦100%
アルコール度数/16〜17度
日本酒度/+8.0
酸度/2.6

商品名/竹鶴 純米吟醸 生 初しぼり

 

◆長芋しそ鶏つくね

長芋のサクサク食感が堪らない。思わず、長芋だけを箸でつまんで先に食べるという邪道な食べ方をしてしまう。言うなればポッキーをチョコの部分だけ舐めて「プリッツ」にして食べる!ような食べ方と言えば分かって頂けるでしょう!(←え?全然わからない?)あとは見た目コッテリそうな味付けに見えますが、しそが入っているおかげで、さっぱりと頂けます。

マツノコトブキ 純米吟醸 しぼりたて

新米、新酒第一弾!のお酒を3月の後半にいただく!出荷の日にちを見ると2017年12月とある。いままで何をしていたのでしょう!こんなに美味しいものを眠らせておくなんて!!申し訳ありませんが、初めて飲むお酒です。典型的な美味しい新酒の味である。

香りは爽やかな吟醸香。ラムネ香と言ってもいい。フルーティな香りです。口当たりはさすがは新酒で、フレッシュ、プチプチ、ジューシーです。甘い香りと口当たりとはうらはらに飲み終わりはシャープなキレのある酸と、雑味というのか苦みのある余韻が楽しめます。この荒々しさが新酒の楽しみでもあります。

雫ラベル(仮)

それはそうとラベルがいいですよね!今回の味と合ったピッタリのラベルだ。ジャケのみしたくなるラベルです。上のマークは新酒が出来たことを知らせる「杉玉」。そしてしずくとなって一升瓶の中に注がれていくところをイメージしている感じもいいですね♬ と言うことは新酒が出来た時だけの限定ラベルと言うことなのか!と、勝手に想像してみましたが、蔵元さんぜひ、どこかで説明してください。よろしくお願いします。(ちなみにメールや電話で尋ねれば応えてくれると思いますが、あえて空想で終わっておきます。フフフ)

*ここで気付いた!このラベル29BYから新しくなったようです。そこで去年までのラベルを見てみると「あっ飲んだことある!」と気付く。ラベルが今までと全く違って斬新だったので気がつかなかった!でも新酒のしぼりたては初めてなのですけどね!

醸造元/株式会社 松井酒造店
精米歩合/55%
使用米/五百万石100%
アルコール度数/17〜18度
日本酒度/+3.5
酸度/1.7

商品名/松の寿 純米吟醸 五百万石 無濾過生原酒 しぼりたて

◆酒の肴2種

天然本鯛花わさび漬けと平アジ薬味酢じょうゆ和えの2種盛。本当はほたてウニゼリー和えだったのですが、ウニが苦手なので別の肴に変更してもらった。ありがたや〜。

鶏、背肝たれ焼き

もちろん、タレで味付けはされているので、そのままでいただく。う〜んおいしー!一昔前は内蔵系は食べれなかったのに、大人になったなぁ〜(50超えてるけどね ♫ )そして、さらに美味しく頂くために、山椒を掛けさせて頂く。でもその辺のものだったらだめです。美山で採れた黒山椒で!と言いたいがさすがにない。が、山椒を掛けることで味が締まります。甘辛のたれにぴりっと感が加わります。

そして爽やかになった口の中を潤してくれるのが、「にごり酒」であります。しかも「赤磐雄町米」という雄町の中でも最上級ブランドの酒米であります。肴はなくてもいいぐらいの個性的なお味なのですが…。ちょっとミスマッチしてしまったか!まず、赤磐雄町を分けてもらえるってだけで、信頼されている蔵元だと言うことです。美味しいことに間違いは無いでしょう。さてお毒味させて頂きます。少し酸の香りがします。滓がらみ特有の酸っぱさと言えばいいのでしょうか!では口に含みます。おっ、微発泡だ!シュワシュワです。そしてキリリと辛口です。でも滓がらみの雑味は少なく、どちらかと言えば、マイルドでなめらか!なんか相対的なコメントですが、辛口なのにマイルドってどうなの?つまりは美味しいってことです。

*でもこのコメントを書いている時点でもう今年の分は終わっているのでしょうね!ごめんなさい!

醸造元/株式会社 土井酒造場
精米歩合/55%
使用米/赤磐雄町米100%
アルコール度数/17〜18度
日本酒度/+4
酸度/1.3

商品名/開運 無漏過純米 雄町 にごり生酒

◆かつおたたき チコリとかぶなめろう

いろいろ説明せねばなるまい。「かつおたたき」は「かつおのたたき」じゃなく「かつおをたたいたもの」つまり「なめろう」って事です。「チコリ」はキク科の多年生野菜。味は独特の強い苦みがあります。デトックス効果のあるハーブとして知られており、近年、ハーブティーやコーヒーにして飲むのが流行っているそうです。(←全く知らない!)タンポポコーヒーなら知っているのですが…。*ちなみに「チコリータ」はこの野菜をモデル作られたポケモンです。話を戻します。「赤かぶ」はプレーンなものをざく切り。←つまり漬け物じゃない生赤かぶって事です。これらを和えてます。けっしてなめろうの方法では作っていません。おまけに味噌も使っておらず、たしか塩麹にすこし味を加えているようなことを言っていました。料理名に偽りあり!ですが、味に偽りなし!です。いいお酒の肴です。

2018新年,カワハギ祭り

1月吉日。4人で訪問。

「かわはぎが食べたぁーい!」「肝が食べたぁーい!」「白子が食べたぁーい!」「ついでに肉もたべたぁー!」とわがままを言い続け、当日に至ります。店を開けるのが5時半と言うことなので、ぴったりに着く感じでブラブラしながらうかがうも、すでに3人の美女たち?は店の中で盛り上がっています。(←いつもの事なのですが…)4人揃ったところで楽しい時間の始まりです。

カワハギといいながらも正式には「ウマズラハギ」。もう何も言う事はない。うまし!肝たっぷりの肝醤油。うまぁーし!

クエの刺身だったかな?ハギもそれなりの弾力ある食感ですが、これはコリコリと言ってもいいくらい歯ごたえのある食感。おいしかったぁー。

見た目は無骨ですが(骨なんですけどね…)カワハギの骨せんべい。もうスナック菓子です。揚げたてがサクサクして美味しいのは当たり前なのですが、冷めてもしっとりせずにサクサク食べれます。きっちり水分を取ってくれているのか、カワハギの骨の特長なのか、常にメニューに置いてほしいです。

肉だぁー!ローストビーフだぁ!部位は「マルシン」だったかな?「マルシン」って事にしておこう!記憶は曖昧だ。すごいボリュームで食べ切れないように思われますが、赤身なのでペロリと行けてしまいます。あっと言う間になくなりました。

今度はわさびで和風に頂きます。わさびオンリーでもうまし!わさび&塩で食べてもうまし!邪道と言われるかもしれないが、肝醤油でいただいてもうまし!これまたあっという間のタメゴローでした。

鶏胸肉かな?ささ身かな?にマスタードを和えた特製ソースにみつばで彩り鮮やかに仕上げています。酸味がきいていて鶏肉もさっぱりしているのでパクパク行けてしまいます。美味しいもん食べて楽しいどうでもいい話で盛り上がりました。久しぶりの再会で楽しすぎました。ありがとうございます。

おまけ!

◆新政(あらまさ)2018新年純米しぼりたて生干支ラベル Round Akita Dogs

スコッチウイスキーの「アードベック」のような…いや確実に影響をウケているであろう黒を基調にしたケルト紋様仕立て。バーに置いてあったらアードベックと間違って飲んでしまうかも!(←ウソ!)きっと蔵元の誰かに「アードベック好き」な人がいるのでしょう!そしてそのケルト紋様の中に今年の干支の「戌」を表現しているそうなのですが、おわかりになりますか?秋田だけに「秋田犬」。

お味は結構シュワシュワしていてスパークリングワインのようで酸味は少なく、旨味、甘味がバランスよく、正月に飲むにふさわしい華やかなお酒でした。今回の新年会のために開けていただきました。

醸造元/新政酒造 株式会社
精米歩合/麹米50%、掛米60%
使用米/秋田県産美山錦100%
日本酒度/非公開
アルコール度数/15度

商品名/新政 新年純米しぼりたて 干支ラベル Round Akita Dogs

◆萩乃露 直汲み しぼりたて辛口純米 生原酒

これもシュワシュワタイプ。って言うか今日のためにシュワシュワを入れていただきました。みんなシュワシュワが大好き!しぼりたて新酒なのに「あらばしり」を越えて「中汲み」部分でいただけるなんて贅沢な幸せ。更にしぼりたてを直汲みで瓶詰め。もう純粋な中汲みって事です。(普通は一度タンクに貯めて酒質を均一に落ち着かせてから瓶詰めします。)

醸造元/株式会社 福井弥平商店
精米歩合/60%
使用米/山田錦+吟吹雪
日本酒度/+7.0
酸度/1.7
アルコール度数/17度

商品名/萩乃露 直汲み しぼりたて辛口純米

吾有事と書いてなんと読む?

山形県の奥羽自慢より、新銘柄「吾有事(わがうじ)」が誕生しました!

「吾有事」とは、曹洞宗の開祖 道元禅師の言葉で、自分の存在と時間との一体感を表す意味だそう。酒造りにおいて、経過する時間や自分の存在を忘れるくらい没頭して造った酒という意味合いが込められているそうです。

このお酒誕生のエピソードを書いておきます。

「奥羽自慢」蔵元の佐藤仁左衛門(にざえもん)酒造さんは場後継者不足と経営難から休業していたそうです。
同県の楯の川酒造さんが「300年続く老舗をこのまま閉じてほしくない」と、再建に向けた支援に乗り出し復活。文字で書くとあっという間の再建したみたいに思えますが、一度閉じた酒蔵を復活させるのは至難の業です。紆余曲折を経て25BYから再始動。造りは若手を中心に行い、従来の奥羽自慢とはまったく異なる新しい酒質で勝負する事に。

29BYより新体制で動き出し、新ブランド「吾有事」を立ち上げる事になります。*残念ながら従来の「奥羽自慢」商品は終売となります。が、新・奥羽自慢として復活!!←まだ飲んだこと無いのでぜひ、飲んでみたい!

改めて「吾有事」とは、曹洞宗の開祖・道元禅師の言葉で、自分の「存在」と「時間」との一体感を表す意味。酒造りにおいては、経過する時間や自分の存在を忘れるくらい没頭して造ったという意味合いを込めているそうです。そしてラベルには、狼煙に見立てた力強い「吾」の一文字!満を持して「反撃の狼煙(のろし)を上げる」という意味合いも込められているそうです。(*梵語みたいでかっこいいですね♬)若手にシフトして始動した奥羽自慢株式会社、これからが楽しみです。

そして記念すべき第1作品は、新酒「純米吟醸 初絞り生」!

日本酒度が−8なのでかなり甘いお酒なのかと思いましたが、違った!香りは柑橘系でフレッシュな果実香。飲み口の甘みは優しく、透明感のある甘み。優しいコクと旨味も感じる。でも後味に穏やかですが酸が効いていてキレがあります。まさしく、新鮮フレッシュフルーツを食しているような感覚。

製造元/奥羽自慢 株式会社
精米歩合/55%
使用米/山形県産出羽燦々100%
アルコール度数/16度
日本酒度/−8.0
酸度/1.3

商品名/吾有事-わがうじ- 初絞り生

 

◆鶏とトマトソース煮込み(仮)

料理名忘れました。見た目はイタリアンですが、和風な味付けです。

白露垂珠 純米吟醸 初しぼり

初めてのお酒。

今はもう2月。このお酒は本来なら昨年末に出回るお酒なのです。上の写真でも分かるように「初しぼり」のお酒なのです。やはり関西に出回るまで日時が掛かってしまうのだろうか?銘柄も全く知らなかった。さて、そんな初めて聞くお酒を少し調べてみました。もちろん新酒を無濾過生で直接瓶詰めしたものです。←最近、この製法のお酒が多いですね。さらに、一升盛麹蓋法(いっしょうもりこじぶたほう)というよく分からないが凄そうな製法で造られています。この製法で造られた麹は糖化力が強いため、余計な雑味が少なく、米本来の旨味・膨らみを持たせた綺麗で透明感のあるお酒に仕上がるそうです。美味しくなるならどんどんやってもらいたいです。そして予約分しか造らない「初しぼり」が終わると火入れ処理が行われ、通年商品の純米吟醸として販売されるようです。つまり「初しぼり」は一年のうちでも12月くらいしか出回らないプレミアムな「生」のお酒なのだそうです。それを日の経った2月に頂くといたしましょう。

綺麗で透明感のあるお酒

香りはフルーティー、口に含んでも口内に広がり鼻から抜ける吟醸香が心地よい。芳醇とまでは行かないが、コクがあるのに優しい口当たり。のど越しにはちゃんとキレも味わえます。*「綺麗で透明感」を探してみたのですが、個人的にはしっかりした味わいのイメージが強く感じられる。新酒らしい爽やかさと無濾過生が強いコクを感じさせるせいなのか「綺麗で透明感」がよくわからい。さすがは馬鹿舌だけのことはある!ただ、好きな味であることは間違いない!

 

「地讃地匠」ちょっと漢字を変えているが、地元を讃え、地元の技術でやって行こう!ってことなのでしょうね。いい言葉ですね!だからあまり外部にお酒が出回らなかったのかな?そんなわけはない!

製造者/竹の露 合資会社
精米歩合/55%
使用米/羽黒産美山錦100%
アルコール度数/15.5度
日本酒度/+1.0
酸度/1.2

商品名/白露垂珠 純米吟醸 初しぼり 美山錦

 

◆鶏団子と野菜の豆乳汁

うわぁ特に書くことが無い!美味しかったです。やさしい和風シチューって感じかな。鶏団子から出るエキスと野菜から出るエキスが豆乳スープに染みこんでいて、いい塩梅です。